自宅のPCだろうが、職場のPCだろうが、iPhoneだろうがどこからでもアクセスできる「新しいフォルダ」ができる
レポートしていただいたサービスの情報
興味を持ったきっかけは?
日頃から仕事の効率を向上させるために「ライフハッカー」や「誠 Biz.ID」などのサイトを閲覧しています。サイトで見かけ、試しに使ってみたところ使い勝手が良く、興味を持ちました。
どこがよかった?
サービス利用に関するソフトやプログラムを必要としないことです。クラッシュなどの不具合経験がないので、近い将来はこういったクラウドサービスが主流となり、パソコンやハードディスクなどといった自己所有のハードはバックアップのツールとして機能するのではないかと思います。
気になったところは?
安全性が確保されているか不安な点です。半年以上、使い続けていますがクラッシュやサービス停止などの不具合はありませんので、リスクは低いと判断しています。しかし、重要なファイルは定期的にバックアップして、自己責任の範疇で利用しています。
どんな人におすすめしたい?
ひとつのハードに限らず、データファイルを利用する可能性のある人におすすめします。例えば自宅でも勤務先でもパソコンを扱う人は、とりあえず導入されてみることをおすすめします。
詳細レポート
パソコンのデータ保存ツールとして使い勝手が良く、毎日利用しています。
ひと言で表現すると、仕事や生活が便利になるウェブ・サービスです。一度使ったら、もう手放せません。iPhone や iPad
にも対応したシンプルで分かりやすく、高速に動作するオンラインストレージで、簡単にファイルのバックアップ・共有がしたい人におすすめです。
Dropboxのダウンロード画面 |
その概要は、オンラインストレージの一種で、ウェブ上に2ギガのスペースを無料で貸してくれるというクラウドサービスです。クラウドサービスとは、今まで自分のパソコンの中に保存していたデータをネット上にも保存して利用しようというものです。
そのメリットは、データは常に自動で同期されているので、自分の手元とネット上の両方に「最新のバックアップがある」という点です。また、通信手段さえ確保すれば「どの場所」からでも、また、OSの違いや、パソコンやスマートフォンといった違いにかかわらず「どの端末」からでも、データにアクセスできるという点です。さらに、Dropboxは知人と共有できるフォルダが設定できるので、重いデータのやりとりにファイル転送サービス代わりに使えます。
一方デメリットは、基本的にIDとパスワードでアクセスするので情報漏洩の危険性があります。また、サービスなので未来永劫というわけには行かず、サービスがいつ終わるか分からない不安があります。
英語表記だがわかりやすい |
その使い勝手は、登録したあとに簡単なクライアント的なものをダウンロードすると、PC上に「My Dropbox」というフォルダができます。このフォルダに保存した書類やファイルは、ネットにつながっている間に、勝手にウェブ上の自分のストレージと同期しています。この「勝手に」というところがもっともおすすめしたいポイントで、Dropboxのクライアントを立ち上げたり、ブラウザでサービスページを開く必要がありません。なにより意識せずに使えます。
バックアップツールとして、パソコンがクラッシュしてもMy Dropboxフォルダ内の書類やファイルはすべて助かります。
書類やファイルの管理面からは、複数台のパソコンで操作ができますので例えば、職場で作業して帰宅後、Dropboxのフォルダ内の書類で作業の続きができます。当然、職場でやった処理が反映されています。また次の日、職場でDropboxのフォルダを開ければ昨日自宅でやった作業内容は反映されている。と、複数のPCで、同じ書類やファイルをシームレスに扱うことができて快適なのです。USBストレージの使い勝手に似ています。違いは、都度のファイルコピーや持ち運びの手間が掛からないと言うことなのです。
MyDropboxフォルダ |
個人的には、容量2ギガのバックアップが無料で使えるだけでも価値があると思います。扱う容量も2ギガもあれば十分です。なにより大事なのは、それらが、そういうサービスを使っていると意識せずに使えるという点です。なにか新しいツールを追加すると、それを使いこなす練習の時間や、使うことが習慣化するまでのタイムラグが必要ですが、Dropboxはそれが限りなくゼロに近づいています。
それと、共有フォルダ機能につきまして、同期したファイルが各ローカル環境だけでなくWEB上にもある利点を生かした各種機能があります。元々用意されている「Public」フォルダにファイルを保存して、そのファイルを右クリックしてURL(http://dl.getdropbox.com/u/?)を生成すれば、Dropboxユーザー以外にも公開可能です。アップローダーみたいな使い心地と言えばわかりやすいでしょうか。さらに共有フォルダを作成可能で、複数のDropboxユーザー同士でファイルを共有できます。具体的には、公開したい他のユーザーのメールアドレスを指定すればOK。なんの問題も無く共有フォルダが完成します。
ここまでとりとめなくDropboxをレビューしましたが、「気にしなくていい」のです。自宅のPCだろうが、職場のPCだろうが、iPhoneだろうがどこからでもアクセスできる「新しいフォルダ」ができるんだと思って頂ければいいのです。別に難しい事など考えなくても使えます。同期を取っているとか、そういった裏方の苦労を一切ユーザーに意識させないのがDropboxの凄いところです。
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