体験レポート.com

我家ではほぼ天井いっぱいに星空が広がる。星ってこんなに沢山あったんだ！と思わずうなるほどの光景だ。

レポートしていただいた商品の情報

興味を持ったきっかけは？
子どもが夫の田舎に行ったのをきっかけに星や月に興味を持つようになりました。
とはいっても東京では星空が眺められるわけでもなく、図鑑でも買おうかなと思っていたところ雑誌でこの商品を知りました。

どこがよかった？
1万余個の星が投影できるという機能！とてもクリアに投影できて天の川も明確に再現されています。

気になったところは？
星の色。当たり前なのですが投影される星はすべて白色です。ムリだとはわかっていても実際の星のように恒星ごとの微妙な色の違いまで表現できればなぁと思いました。

どんな人におすすめしたい？
子どものいる家庭。科学への興味の第一歩になると思いますよ。
癒されたい大人にも効果的です！

詳細レポート

ずっと欲しいと思っていたものがとうとう手に入った！
その名も「ホームスター」。知る人ぞ知る家庭用プラネタリウムだ。

開発元はセガトイズ、そして共同開発者としてあの大平貴之さんが協力しているというのだからそのクオリティの高さには期待がもてる。（大平氏移動式プラネタリウム「メガスターの開発者として有名。愛知万博にも参加している。）

さて届いたホームスターは思ったよりもコンパクトで軽かった。本体はコロンと丸くて小さくてこれが高機能なプラネタリウムなの？というほどかわいらしい。

　

縦横20cm強のサイズ。ずっしりと重い商品と思っていたので拍子抜け	コロンと丸いなんとも愛らしいHomeStar本体

本体には専用専用恒星原板2枚・専用ACアダプター・専用電池ボックス・レンズキャップ ・解説CD・星空解説ハンドブック・取扱い説明書が付属。

　

いろいろついているけど使い方はいたって簡単

取り扱い説明書があるものの、そんなの見なくても操作にはこまらにくらいシンプルな作り。ここで設定が面倒だったりすると俄然やる気がなくなるところだが、レンズキャップをはずし、ACアダプターつけて恒星原版を入れればいいだけなのですぐに投影できる。

　

投影側のレンズ。レンズ周りのダイヤルでピントを調整	操作側ボタン。操作ボタンの上は引き出し式の恒星原版トレー

プラネタリウムの原理は簡単だ。フィルム原版の中に星に相当する小さな穴を開けて、そこに光をあてる。穴のあいた部分は光が透過して白い点（星）となって投影され、星空が再現されるのだ。

なんて言うのは簡単だけれど、実際5cm余りの小さなフィルムの中に星空を再現しようというのだからその技術たるやスゴイ。しかも人間が肉眼で見える星の数が8千余であるのにたいして、このホームスターの原版には1万個以上の穴があけられているというから驚きだ。つまり我々は肉眼で見える星空以上のものをこの機械ひとつで室内に再現できるわけだ。すごいよ、セガトイズさん、大平さん！

　

恒星原版　光にすかすと無数の星が見える。まさに小さな宇宙だ	恒星原版を本体にセット。といっても乗せるだけ。

そして。実際に投影してみると期待以上に鮮明に星を見ることができた。投影範囲が直径約270cmということで我家ではほぼ天井いっぱいに星空が広がる。星ってこんなに沢山あったんだ！と思わずうなるほどの光景だ。投影距離も2m程度を想定しており、まさに一般家庭で使用するのに最適な設計で本当にクリアに星空が再現できている。

ただ。一番見せたかった子ども達は幼すぎたのかこの圧倒的が星空がかなり怖いらしく半べそをかいてしまった。かたや予想外に夫がいたく気に入って部屋の真ん中にゴロンと寝そべって「コレいいね・・・」とひたすらぼんやり星空を眺めていた。

さらにホームスターにはランダムに流れ星を投影する機能や12分で全天が一周する日周運動機能などもある。（この日周運動はちょっとスピードが速すぎる気がする。見ていて星が動くのが明確にわかるくらいの速さ)

電源オフのタイマーもついているのでもう少し子どもが大きくなったらこのホームスターを使って眠る前に星座にまつわる神話の話でもしてやろうと思っている。（今のところは大人の癒しグッズとしてかなり使えているよ。何しろプライベートビーチならぬプライベートスターリースカイなんて、これは最高に贅沢な空間でしょう？）

　

投影時レンズ側の様子。残念ながら投影した星はカメラに収めることができなかった！ゼヒゼヒ沢山の人に見せたかったのに・・残念

　

付属の専用電池ボックスを使えば電源がないところでも投影可能。これも結構便利	恒星原版は2枚付属。1枚には星座のラインが入っていて子どもに星座の説明をするのに便利。その前に大人が勉強していますが・・

田舎育ちの私は星空が大好きだ。子どもの頃は夏場日が暮れると父と一緒に裏山の地面に寝転んで星を見上げたものだった。降る様な星空とはこういうことをいうんだろうな、なんて子供心にも無数の星の瞬きに感動した。

星を観察することは科学への興味にもつながる。机の上でいくら教科書をつかって星の仕組みを勉強したところで、そこに関心を寄せることは難しい。何よりも体験すること、それ以上の勉強はないと私は自分の体験をもとにもそう考えている。

そういう意味でも星空を疑似体験させてくれるこの商品が子どもへの教育にも一役買ってくれることは間違いない。