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普段自分の足で見に行ったら、到底拝めないであろう景色が、まるで凝縮されているかのようでとても神秘的でした。

レポートしていただいた商品の情報

興味を持ったきっかけは？
とにかく旅行や、歴史建造物を見るのが大好きな私。本来ならば年に１回は旅行に行きたいと思ったり、中国に住む旧友を訪ねて行きたいと思ったりするのですが、ただ今子育て中につき、ままなりません。でもやっぱり気持ちや夢は膨らんでしまうんですよね。なので、いつか行く日のために知識を膨らませておきたいという気持ちと、せめて先に気分だけでも味わっておきたい！という気持ちから思いきって購入することにしました。私にとってこのDVDは、好奇心を満たしてくれるもの、そしていつか行く日の為のパスポート的存在です。

どこがよかった？
中国の歴史や文化の奥深さを、ナビゲーターが客観的でなく主観的に事細かに説明していってくれるので、すごく内容に入り込みやすく、自宅に居ながら感動の世界を体感することが出来ます。ふと気がつくと妄想（さも自分が体験しているかの様に）に浸っている自分が居たりもします。このセットは全部でDVD10巻と本数が多いのですが、中国の奥深さを表現するのには、それくらいの方が内容も濃くて嬉しいですね。逆に（う○るるんなどのTVの一時間枠の番組の様に）時間が少ないと、内容がポンポン飛んでいってしまうので、すごく物足りなく（入り込めない）感じがしてしまいます。

気になったところは？
やはり値段が一番気になると思いますね。確かに、決して安くない品だとは思いますが、永久保存版として購入するのならば、惜しくない金額だと思います。もしくは1回旅行に行ったと思って買ったら惜しくないのでは。

どんな人におすすめしたい？
中国に興味を持っていていつか旅行をしてみたいと思っている方。実際に旅行には行かないけれども、中国の歴史建造物や自然、文化に興味を持っていて、いろいろ見てみたいと思っている方（すごく気分が味わえますよ！）。私などはすぐにでも行きたいくらい興味深々なのですが、ただ今子育て中につき、しばらくはDVDを観て我慢です。私のような状況の方にも是非お勧めしたいです。それと既に中国にいたことはあるけれども、見きれなかったものをもっともっと観たいという方にも是非お勧めしたいです。

詳細レポート

中国のDVD集と聞くと、どんな印象を持ちますか？

難しそう、勉強の為、といった意見から、興味があるので是非観てみたいという様な意見まで、多種多様だと思われます。

ちなみに私にとっての印象は、溢れ出る好奇心を満たしてくれる存在、是非観てみたい、といったものでした。

というのも、以前から旅行をするのが大好きな私。独身の頃はいろいろな土地へ行き、そこで歴史や文化に触れるのが何よりの楽しみでした。本来ならば年に１回は旅行に行きたいというのが理想ですし、中国に住むことになった旧友を訪ねて行きたい気持ちはすごくあるのですが、ただ今子育て中の為、現実はそう上手くはいきません。

子供が大きくなってから行けばいい、と頭では解っているのですが、でもやっぱり気持ちや夢は膨らんでしまうんですよね。（現地に住む友人がメールで知らせてくれる向こうの話や、TVに映る現地の画などにどうしても反応してしまったりしておりました。）

そこで、いつか行く日のために知識を膨らませておきたいという気持ちと、せめて先に気分だけでも味わっておきたい！という気持ちから、中国の魅力が沢山収まったDVDを買いたいと思ったわけです。

でも、いざ探してみると、本当にいろいろ（ピンからキリまで）あるんですよね。

数ある商品のなかで、何故この商品を選んだかと言いますと、
・中国にある世界遺産３０箇所の内、１７箇所もが収録されており、かつ人間国宝の技も入っている。
・構想に３年、撮影日数３５５日、スタッフのべ２０００人で撮影。カメラ未踏の地の映像もあり。
という上記２点が大きな要因だったと思います。
説明を読み、想像しただけでも、かなりそそられてきましたね。

それと、
・大手航空会社JALのショップの商品であること。（＝信用性が高い）
・直木賞作家　浅田次郎氏も大絶賛する作品であるということ。
・高精細ハイビジョン・デジタルの撮りおろし映像がふんだんに使用されている。
という点も気に入り、商品内容としては文句がない！と思いました。

あと問題なのは値段でした。
決して安くはない金額ですので、ちょっと躊躇してしまっておりました。

しかし母の「私だっていつかは中国に行ってみたいと思っているよ。でも、もし行けたとしても、とても広い国なので行きたい所を全部回りきる自信はないと思うの。でもやはり、沢山の場所や物を見たい気持ちはすごくあると思う。だから貴方も、このDVDで事前に研究して、気に入ったところを選んでおいて、いつか実際に行く日にはそこを選んで行けばいいじゃない。」という一言に背中を押され、思い切って購入することにしました。

そしてこちらが、実際に届いたセット内容です。

　

高級感のあるケース入り	全10巻の表紙絵をご紹介

各巻解説付きなので内容が理解し易いです

下の写真は、普段今回のセットにおまけとして頂いた「JALガイド・中国版」です。
こちらは2006年3月31日までに購入されると、もれなく頂けるそうです。
中国全土を地図で見たことは意外となかったので、内部の位置関係を余り正確には理解してなかったんですよ。でもこれがあると、自分の中の各地のイメージが線でつながる感じですごく役に立ちました。

　

「JALガイド・中国版」

そしてこちらが、各巻に収められている内容の一覧です。（簡単な説明ですみません）

　

? 黄河に悠久の歴史を辿る　【壷口・殷墟、西安（１）、洛陽、西安（２）、開封】
?伝説と神秘の大自然　 　　【四姑娘山、海螺溝、シャングリラ、桂林、長白山と鏡泊湖】
?江南に風雅を愛す　　　　 【蘇州、杭州、龍井、紹興、烏鎮 南潯 西塘】
?聖地巡礼　　　　　　　　 【泰山、曲阜、雲崗石窟、五台山、ラサ】
?シルクロードと内モンゴル 【トルファン、ホータン、カシュガル、内モンゴル（１）（２）】
?少数民族の小宇宙　　　　 【大理、麗江、石林、黄果樹瀑布、龍勝】
?千年の技　　　　　　　　 【景徳鎮の磁器、宜興紫砂急須、墨と硯、水墨画、京胡】
?海の伝説と西洋の香り　　 【大連、山東半島、青島、上海、厦門】
?長江・水と詩の旅　　 【九寨溝、都江堰、三峡、武陵源、洞庭湖】
?北京逍遥　　　　　　　　 【北京城、紫禁城、天壇、頤和園、胡同】

もうすべてが感動の連続！といった感じですね。映像もすごく綺麗で、観ているとついついその世界に引き込まれそうになります。
本来ならば、全部をご紹介したいくらいなのですが、とてもしきれそうにないので、私のお勧めの1巻を紹介しますね。

私のお勧めは第4巻の聖地巡礼です。
普段自分の足で見に行ったら、到底拝めないであろう景色が、まるで凝縮されているかのようでとても神秘的でした。実際に見に行こうとしても、場所柄や気象条件によってうまく見れるとは限らないですよね。でもこのDVDは、さすがプロの方が撮っただけあり、すごく良い条件の中で、しかもデジタルならではの色彩がすごく見事に映し出されておりました。

私の中で特に印象に残ったのが、聖地ラサです。巡礼者が絶えることがなく、最も神聖な寺ジョカンで修行に励む僧侶たち。彼らの、本当にひたむきに祈る姿をみると、基本的に無神論者な私も、考えさせられずにはいられませんでした。
豊かな日本に居る余り、忘れかけていた大事なことを思いださされる気持ちでした。

それと私がひどく感銘を受けたのは、浅田次郎氏がHP内で述べていらっしゃった言葉です。
「どれほどその国の叡智に憧れ学問を志したところで、知りうるものはほんの一部でしかなく、またどれほどその国への旅を重ねたところで、見聞できるものはやはりほんの一部にしか過ぎない。」（以上、浅田次郎氏の言葉より引用。）

確かに、自分の見聞とは本当に限られているのだと思います。広い中国ならば、それはなおのこと。見きれないと嘆くか、未だ見たことのないものが見きれない位ある、と感じるかは貴方次第だと思いませんか？

私なら、間違いなく後者を選ぶことでしょう。
私にとって感動とは、決して飽きることのないもの。
そして中国とは、まだ開けていないプレゼントの包みが沢山あるような存在なのです。

ですので、DVDを通して中国を観るというのは、プレゼントの包みを1個1個紐解くようなもの。では、もしその包みを全部開けてしまったら？そうしたら今度はその中身でずっとずっと楽しめるのです。この感動は何度見ても色あせることなく、常に私を、幻想的な世界へあっという間に連れて行ってくれるでしょう。

このDVDは、私にとって中国の旅へのパスポートとも言えると思います。今は家で体感するのみですが、この中のいづれかを、いつか絶対自分の目で見に行くつもりです。