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日常のケアの基本が知りたい方、自分の肌と真剣に向かい合いたいという気持ちのある方、読んでみて損はない

レポートしていただいた商品の情報

興味を持ったきっかけは？
最近、30歳を目前にして、自分の肌のケアに少し関心が強くなり、書店に平積みされているこの文庫本を見て、思わず手に取り、その場で購入してしまいました。

どこがよかった？
「1万円の化粧品を5000円にするのも、2万円にするのもあなたの使い方次第」というのは文中にかかれている言葉。読み終わって、いくら毎日忙しくても、きれいになることをあきらめない、
ちゃんと自分の肌を大切に手入れしてあげよう、という気持ちになりました。

気になったところは？
特にありません。

どんな人におすすめしたい？
自分の中の「きれいになりたい」という気持ちに火をつけたい人にとって、着火材となる本だと思います。

詳細レポート

私はビューティー関係の情報にわりと疎いし、デパートの化粧品売り場などもまったく見ないので、最新のコスメ情報とか、全然詳しくないんです。この本の著者の佐伯チズさんという方も、その業界ではかなり有名なかたのようなのですが、私は知りませんでした。

この本は、「○○の化粧品がおすすめ」とか、「エステに行かなきゃきれいになれない」なんてことは一切言っていません。テクニック的なものも、けっこう「へえ！」と思うワザなんかが載っていて、そのうちいくつかは実践してみようと思えるものでしたが、この本はどちらかというと「キレイな肌になるための心得」的なメンタルな傾向が強いと思います。

　

文庫本の表紙。

「1万円の化粧品を5000円にするのも、2万円にするのもあなたの使い方次第」と文中に書かれていますが、これは本当にその通りだと思いました。ただなんとなく化粧品を肌にのせるのと、心を込めてつけるもでは、その効果がまったく違うという意味だそうです。

「そんなばかな」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、例えばまったく気の無い相手にプレゼントされた5万円のネックレスと、自分が一生懸命仕事をして、そのご褒美として、自分自身で選び、お金を払ってようやく手にした5万円のネックレス、あなたならどちらにより思い入れがありますか？どちらをより、大切に扱おうと思いますか？

同じ5万円のネックレス。質屋に出せば買値は同じかもしれません。しかし、それはあくまで「相対的な価値」。需要と供給のバランスによって成立する、市場価格です。「絶対的な価値」は、自分自身の中にしか存在しないもの。そのものを大切に思い、愛おしむ気持ちがあれば、5万円のネックレスの価値は無限に高くなるのだと思います。（要するに、付加価値ですね。）

それと同じで、自分自身が愛着を持って選んで、「この化粧品はすごくいい！　私は絶対きれいになれる。」と思って使うことで、肌って本当にきれいになるんですよ、という話。日常のケアの基本が知りたい方、自分の肌と真剣に向かい合いたいという気持ちのある方、読んでみて損はないと思いますよ。

きれいになることって、実は思ったより難しいことではないのかもしれません。