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予想の出来ない展開の連続で、飽きることのない楽しさを充分に味わえる作品と言える

今回レポートしていただいたのはこの商品

興味を持ったきっかけは？
ジブリ映画「ハウルの動く城」の原作本「魔法使いハウルと火の悪魔」のシリーズ第 ２作目です。続編と言うよりも、姉妹編と言ったほうが良いかも知れません。「ハウ ル?」が大好きなわたしはもちろん購入しました。

どこがよかった？
作者ジョーンズの作品は「作中にはじめの見かけどおりのものは何ひとつない」と定 義されておりますが、まさにその通り！予想の出来ない展開の連続で、飽きることの ない楽しさを充分に味わえる作品と言えるでしょう。

気になったところは？
映画を見て「続きを読みたい（知りたい）」と思った方は、まずシリーズ第１作を読 んでからこの本を読むことをお勧めします。（⇒魔法使いハウルと火の悪魔―ハウル の動く城〈1〉）でないと、重要な点を知らないまま（踏まえずに）読んで、せっか くの物語を半分も楽しめないことになってしまいます。

どんな人におすすめしたい？
やっぱり「ハウルの動く城」が大好きな人でしょうか。「ハウル」ファンならどうし ても読んでおきたい小説です。また、映画をみていまいち「話のつながり」や「必然 性」が理解しにくかった人は、この小説を読めば疑問は大方解消されるんじゃない かって思います。 ちょうどもうすぐＤＶＤも発売されるそうですので、映画を見損 ねてＤＶＤが出てから見る、という人にもお勧めですね。

詳細レポート

今話題のジブリ映画「ハウルの動く城」の原作本「魔法使いハウルと火の悪魔」のシリーズ第２作目です。続編と言うよりも、姉妹編と言ったほうが良いかも知れません。

映画を見て「続きを読みたい（知りたい）」と思った方は、まずシリーズ第１作を読んでからこの本を読むことをお勧めします。 （⇒魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉）でないと、重要な点を知らないまま（踏まえずに）読んで、せっかくの物語を半分も楽しめないことになってしまいますからね！

ちなみに、私がお勧めする「第一巻で押さえておきたいポイント」は

・ ハウルが何故、心を持たなくなってしまったか。
・ カルシファーとの関係
・ ソフィーが何故突然、老婆にされてしまったか
・ 荒地の魔女がハウルを付け狙う理由
・ ハウルの心の変化

これらの経過を経て、２巻のハウルの人格が存在するわけです。

（ちなみに私は、第１巻を読んでから映画を観て、第２巻を読んだので内容がつながり、理解出来たのですが、一緒に映画を観た夫は、（本を読んだことがなく）話の展開についていけず、単なるラブストーリーに感じてしまったそうです。勿体ないですよね。

さて、このシリーズ第２巻は、ハウルではなく別の人物「アブダラ」が主人公となり進んでいきます。若き絨毯商人アブダラは、ある日、ふとしたことから本物の空飛ぶ絨毯を手に入れます。そして夜中に絨毯に連れて行かれた先で、謎の姫君「夜(よる)咲(さく)花(はな)」と恋に落ちます。
しかし、二人が駆け落ちしようとした矢先に、姫は巨大な魔(ジ)神(ン)にさらわれてしまいます。
アダブラは必死で姫を取り戻そうと足取りを追うのですが、姫の父に追われたり、砂漠の盗賊に追われたりと前途多難。

やがて砂漠で手に入れた「願いごとをかなえる瓶」の中の精霊(ジンニー)や仲間たちと共に、姫の行方を探そうとしていく・・・といった内容です。ハウルが出てこない！とがっかりしないでくださいね。あとでハウルもソフィーも、懐かしい仲間もちゃんと出てきます。そしてなんとハウルとソフィーの赤ちゃんも♪彼らはちゃんと物語に組み込まれていて、後々、全部が糸でつながっていく感じです。

作者ジョーンズの作品は「作中にはじめの見かけどおりのものは何ひとつない」と定義されておりますが、まさにその通り！予想の出来ない展開の連続で、飽きることのない楽しさを充分に味わえる作品と言えるでしょう。是非読んでみてください。
　

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